練習方法の見直し:悪い練習からの脱却

自分の練習が良いか悪いか、どうやって判断しますか?

今回は、少しショッキングなタイトルですが、結論として「悪い練習」は存在しません。

なぜなら、これは結果論として分かることで、やってみないと分からない部分もあるし、失敗から学べることもたくさんあるからです。

とはいえ、自分の練習が効率的か、成長につながっているのか、考える視点はとても大切です。

今回は、学びや気づきにつながる練習ができているか練習の振り返りについて考えていきたいと思います!😄

プラス練習とマイナス練習

ここでは、「成長につながる効率的な練習=プラス練習」と、「なかなか実力が上がらない非効率な練習=マイナス練習」として、具体的に考えていきたいと思います。

マイナス練習(非効率で実力が上がらない)状態とは

正しく演奏できていないことに気付かない、気づいても放置している

実力に合っていない課題に取り組んでいる

改善につながっていない練習を ひたすら繰り返している

❹環境的問題(過度なストレス、疲れ、集中できない)がある

練習時間が足りない

マイナス練習に気付くステップ

すぐに弾けない要因は何か、考える
(例 ・楽譜が読めない  ・レベルがあっていない  ・技術が難しい  ・どう弾けばいいのか分からない など)

ピアノ学習の本質は「音楽表現を作るところ」からがスタートです。
しかし、まだスムーズに弾けない時点から いきなり両手で弾き始めていませんか?

音楽表現は、最終段階です。
まずは、音楽の流れを止めずに リズム、テンポ、ハーモニーのバランスを整えてからの作業です。
最低レベルの目標から設定して、段階的にレベルアップを目指しましょう。

どうすれば解決できるか、具体的に考える(具体的解決策は、事項:「プラス練習を増やすには」を参照)

弾けないことに気付きながら、漠然と繰り返すだけになっていませんか?

当然ながら、難しい曲、苦手な曲ほど工夫が大切です。
一人では気づけないことが多いので、レッスンで先生に尋ねてみましょう。
大切なのは、主体的に考えることです。しかし、指摘されて 気づくこともたくさんあります。


また、何度も同じところで間違えているのに そのまま弾き通してしまう・・ 本当に多いです。
間違いに気付いているのに放置していたら、いつまで経っても改善しません。
自分の音をよく聴きながら、集中して練習しましょう(これはもう聞き飽きましたよね・・💦)。


また、間違えたところからではなく、最初から弾き直す方も多いですが、毎回最初から弾きなおしていたら いくら時間があっても足りないですし、明らかに練習量のバランスに大きな差が生まれてしまいます・・😥

残念ながら、これらの練習も 「漠然と繰り返す練習」の一部といえます。

解決に向けて、試行錯誤する過程が練習です。
練習とは、指を動かすことだけではありません。頭も使って工夫してみましょう。


「なんとなくできるようになった」ではなく、「こうすればいいんだ!(理解)」につながることで、改善につながる練習方法や弾けない原因が見つけやすくなります。
そして、同じような課題にも すぐに対処法が分かるようになり、結果的に 早く上達します。

完全にマイナス練習をなくすことはできない、しかし減らすことはできる(ことに気付く)

何事もそうですが、完璧な状態は存在しません。
時間はいくらあっても足りないし、ピアノばかり弾いているわけにもいきません。

だからこそ、工夫が必要です。改善するためには、まず現状を正しく把握して理想に近づけることが大切です。

自分に必要な練習方法を見つけていくことも練習の一部と考え、常に改善を意識しましょう。

今、うまくいっていない原因をよく考え、下記のポイントをぜひ参考にしてみてください👍

プラス練習を増やすには

練習ストレスを減らすため、基礎力をつける
(テクニックだけでなく、楽典やソルフェージュなど、音楽のルールを学ぶ)

実力に合った曲を選ぶ(現状の課題克服につながる選曲をする)

片手練習やゆっくり練習など、ハードルを下げる

特に弾きにくいところはリズム練習などを使って、指に負荷をかける

指使いが本当に最適か、再考する

集中力のコントロール(2割:ストレスをかけた練習 8割:音楽表現)

体調面を整える

集中できない時は休憩する、または練習を中止する。環境的な要因がないか考え、改善に向けて行動する

練習の目的を再確認する

自分の苦手を深く理解し、克服のために必要なことをよく考え、根気強く向き合う

期限を決めて、段階的に進歩できるように計画する

これらを常に意識するのは難しいです。
一度にすべてをやろうとせずに、できそうなところから 改善に向けて取り組みましょう!
ただひたすら繰り返す練習・・ついやってしまいますが、これだけでは自分の変化になかなか気づくことができません。

そのための改善策として、練習内容と結果のメモをお勧めします🎵

少しずつ自分の変化 / 進歩につながった練習を増やせば、改善に向けてどうすればよいのかが見えてきます

そのためには、自分の変化を記録することはとても役立ちます。
レッスンノートをお勧めしていますが、最初はメモ書きでも 結果は大きく変わってきます。

🎼レッスンメモに書く内容🎼

①練習時間と練習内容

②その結果、どうだったか(できたこと、できなかったこと)

③気づいたこと、学び

④次はどうするか

まとめ

私が考える「悪い練習」とは、主体性を持って練習に取り組まないことです。
なぜなら、音楽を作るのは常に自分自身だからです。

先生のアドバイス通りに弾くだけでは、先生の音楽になってしまいます。
最初はそうやってやり方を学びますが、ある程度分かってきたら、表現も考えて練習をしましょう。

ピアノ学習の最終ゴールは「音楽を使って自分の世界観を作ること」であり、
レッスンはその「やり方 / 考え方を学ぶ場」です。
そして練習は「試行錯誤(トライアンドエラー)」です。

ついでに言うと、「正しい練習」もありません。
あえて言うなら、「自分が楽しめて、成長につながる」のが正しい練習ではないでしょうか・・(理想論ですね・・😥)

しかし、少しずつで良いので、自分に合った考え方を見つけたり、楽しめる練習方法を見つけていきましょう!

そして、あまり思いつめずに 遠回りも楽しむ気持ちの余裕を持つことも大切です。
柔軟に考えながら、楽しく効率的にピアノを上達するために、時々このような視点で振り返ってみてはいかがでしょうか。。


何か皆さんのヒントにつながることがあれば嬉しく思います。

では皆様、楽しいピアノライフをお過ごしください!🥰

おまけ

ごく簡単なものですが、私が使用していた 練習メモのテンプレートを無料配布いたします!
もしよろしければ、 ダウンロードしてご自由にお使いください。

記入したい量にもよると思いますが、私はA4サイズでコピーして使っていました。
最初からすべてを埋めるのは難しいかもしれません。

考える習慣がついてくれば 自然と記入できるようになりますので、気軽な気持ちで始めてみてください🎵🥰