ピアノ演奏の目的と音楽表現

私もそうですが、最初は「やってみたい!」という好奇心だけで、どんどん課題が進むうちに、目的なんて考えずにやっているうちに、気づいたらいろいろ できるようになっていった・・という方、多いのではないでしょうか?😄

続けていく中で、新しい課題が出てきたり、生活とのバランスが難しくなったり・・
スムーズにいかないことも増えてきて、「なんでこんな苦労しているんだろう・・」「こんなことして何の意味があるんだろう・・」と、虚しい気持ちになってしまうこともあります。

改めて、ピアノと向き合う姿勢について考える機会として、この記事が何かヒントになれば幸いです。

私も日常生活の忙しさに疲れ、挫折してから再挑戦まで10年かかりました。
諦めないかぎり、失敗ではありません。失敗=悪でもありません。
すぐに結論を出す必要もないと思うので、気楽に考えてみてくださいね🎵

余談ですが・・・(ご参考までに)
私の場合は、「音楽(音の響き)を味わう喜び」「音楽を創作する喜び」「世界観(ムード)を創る喜び」「音楽を通じて、誰かと感情を共感する喜び」など・・喜びを味わう、心を満たすことにつながっているように思います。

目的を持って練習するということ

ある程度指が動くようになると、どんどん課題が難しくなり、音符や和音も増えて、音楽的にも複雑になってきます・・

「楽しいから弾いているだけなのに・・」
「上手(音楽的)に弾くってどういうこと?」
など、これまでのやり方では通用しなくなる時がきます。

改めて考えると、ここから本当の練習が始まるのかもしれません。
より良い音楽を作るためには、苦手の克服、新しい課題へのチャレンジ、これまでの成功パターンからの離脱・・
いろいろなチャレンジ(試行錯誤)が必要だからです。

「難しいこと=自分にとって苦手なこと、始めて挑戦すること」です。
混乱して当然です。

このとき、目的意識をどこに向けるのかで 結果が大きく変わってくるものです。
自分の楽しみだけを目指すなら、自分が楽しいことだけで良いと思います。
大衆にも喜んでもらえるものを目指すなら バランスよく仕上げる必要があります。
より高い完成度を目指すなら より洗練されたものを 作る必要があるでしょう。

しかし、このサイトをここまでご覧頂いているあなたは、 より高みを目指したい気持ちが強い方だと思います!
そんなあなたに、「より高い音楽表現につなげるためのピアノ練習(本当のピアノ練習)」をご紹介します。

ぜひ 学びを深めるヒントとして、 できそうなところから 意識してみてください🎹

本当のピアノ練習とは

一番大切なポイントとして、

音楽表現を考えるところから、本当のピアノ練習が始まります🎵

  • ピアノ練習の目的は「音楽表現」「創作」であり、スムーズに弾けるようになったところから本当の練習が始まります。
  • 音楽表現を研ぎ澄まして、聴き手の心にどれだけ届けることができるかで良い演奏になるか そうでないかが決まります。
  • 音楽表現と テクニックは 結びついています
    テクニックは コントロール、メカニックは スピードとパワー。
  • 音楽表現と楽曲の展開には 関連があります
    なぜここにアクセントが付与されているのか、どのくらい表現すればよいのか、これらは 楽曲や音楽の理解(和声進行・音感トレーニング・パターンの理解など)により、最終的に早く 音楽的な表現を深めることができます。
  • ピアノ演奏で最重要なのは、「演奏者の心の中に広がるイメージ」
    そのイメージが できてから テクニック練習に入ります。
  • 上達の決めてとなるのは、「徹底と継続」です。
    小さな音にも どれだけ意識を配るか、タイミングにどれだけこだわるか、わずかな意識の差が 最終的に大きな差となります。
  • 自分が今、何を練習しているのか、目的をしっかり意識して練習することで、同じような課題にも どう向き合えばよいのかが 判断できるようになります。

このようなことを 日々のピアノ練習でどれだけ向き合えるかで あなたの音楽が魔法のように変化します。
より具体的な考え方、練習方法などは他の記事でもお伝えしますし、直接学びたい方は是非レッスンにお越しください!

いかがでしたか?

大切なのは、自分にとっての最適解を見つけることです。
状況や心境が変われば、最適解も変化します。
何度も見返して、是非考える機会にしてください。

あなたがピアノを弾く目的は何ですか?
どんな学びを得たいですか?どんな気持ちを味わいたいですか??

自分の限界を感じたときこそ、新しい可能性の扉を開くチャンスです!
あなたの音楽の可能性が より開かれますように、お手伝いできましたら幸いです🥰🥰