理想の自分にもう一歩近づく!:❸セルフコーチング

はじめに

理想の自分を確立していくためのステップとして、❶セルフヒーリング❷セルフマネジメント❸セルフコーチングの順で見直しをして頂く想定で、記事を書いています。

精神・肉体/体力・モチベーション・人間関係など、いろいろな因子が 現在の自分の状態を作っています。
疲れている時、時間的余裕がないとき、やる気がイマイチ起きないとき、そんな時は立ち止まってみるのも必要なことです。

それぞれの記事を見返してみて、自分に必要と思ったところから、少しずつ取り入れて頂けると幸いです。😊

今回は、自分で自分をさらなる高みへ導くマインドセット(考え方)を 作っていくための方法です。
すべてを採用する必要はありません。
少しずつ、自分に合ったやり方を見つけて頂ければ幸いです😆

それでは、本編のお話に戻りたいと思います。

セルフコーチングとは

私の考えですが、成功に近づくために 習慣化は必須ではありませんが、継続は必要です。
習慣化させる・させないはさておき、継続できるようになるまでには、努力や忍耐も必要になります。
その苦しい時期、自分の弱さや未熟さを思い知らされる出来事がたくさん起こるからです。
そして、それを乗り越えてこそ、新しい自分に出会えます。
しかし、高い目標であればあるほど、ブレない意思力と継続力が必要です。

自分をうまく励まし、癒し、未熟さを受け入れる、成長マインドを育む必要があります。
自分の中に 自分を導くコーチがいれば、少し心強いですよね。
自分の中のコーチを育成するつもりで、取り組むと 少し楽しめるかもしれません。。。😆


それにしても、なぜ習慣化(継続)は難しいのでしょうか?
それは、自分を律する強さ自分の弱点を認める柔軟さの 両軸が必要だからだと思います。

練習を繰り返す自分自身をコントロールする新しい変化に対応することが、自分が望む方向に導く指針となります。
最終的には習慣化をすることにも捉われず、自分のペースで歩んでいくつもりで良いと思います。
しかし、自分が進みたい方向性や目的を明確に持っている方が、高確率で望む方向につながりやすくなります。

自分らしく日常を過ごすために どのように工夫すればよいのか、一緒に考えていきましょう!😊🎶

1.やること・やらないことを決める

まずは決意を固めるところから始めましょう。
失敗しても何度もここに立ち返り、再度やり直すことを繰り返しましょう。

当然のことながら、最初は分からないことだらけです。

ひとまず、2週間と期間を決めて、思いつくところから やることを決めていきましょう。
方向性を持って少しずつ進んでいくことで、徐々にやり方が分かってきて、スピードアップできるようになります。

うまくいかない場合は、優先順位を決めてやらないことも決めましょう。
緊急・最重要でないことはひとまず置いておくと決めましょう。
何も分からない状態で、やめる決断までする必要はありません。

優先順位が分からない場合は、最初の価値観の明確化を 再度確認しましょう。
人生の時間は限られています。
自分にとって重要なことに 大切な時間を使うことを もう一度思い出してみましょう。

2.目的を言語化する:手段と目的の区別

日々 やるべきことに追われている状況では、自分に注意を向けることが難しく、「自分のために行動する」ということは、ついつい後回しになってしまいます。
しかし、現実はいろいろなことが起きるし、多忙になればなるほど、本来の目的が見えなくなってしまうこともあります。

あなたはなぜこんなチャレンジをしようと思ったのでしょうか?
現状に不満があるから?もっと改善したい何かがあるからではないでしょうか。

だとすれば、それは何のためなのか、できるだけ言語化しておきましょう。
ここで大切なのは、手段と目的をしっかり区別することです。

例えば、「歯磨きをする」という行動があります。
手段として「歯磨きをする」ことと、目的を持って「虫歯にならないように歯磨きをする」ことでは、行動に差が生まれるということです。

これは、日常の掃除や仕事、人間関係など、一つ一つの行動に当てはめることができます。
単なる行動なのか、目的意識を持った行動なのか、しっかりと区別するために言語化が重要です

もちろんピアノの練習も同じです。
単なる「ピアノの練習」と「○○を仕上げるための練習」とは、同じ行動でも 意図が違うと結果が異なるのは容易に想像できると思います。

このように、目的を持って行動することで、自分にとって 重要なことが明らかになってきます。
そして、自分にとって重要なことを 明確に分かっていることが ぶれない自分軸を確立することにつながります。
そして、忙しい日常に 忙殺されることがあっても、また立ち戻ることが容易になります

3.ベイビーステップ:自分が抵抗を感じないくらい小さな一歩を踏み出す

目標は大胆に、志は高く持っていることはとても良いですが、いざ行動!というときには、本当に小さな一歩ずつの積み重ねです。良い意味で自分に期待をせず、「まぁできればいいかな」「これなら絶対に達成できる!」というレベルに設定することが重要です。

すでにある習慣に追加するようにすると、自然と取り掛かれるようになってきます。


例えば、私は「洗濯物をたたむ」という行動をなくすことに成功しました。
たたまずに放置しているわけではありませんよ・・!きちんと片付けています。😆

ではどうしたかというと、取り込みながらたたむことにしたのです。
結果として、時短にもなりましたし 山積みになった洗濯物に 苛まれるストレスもなくなりました!
そして、埃やハウスダストも減り、掃除も楽になったし、アレルギー症状も改善しました。🥰

このように、現在の習慣に新しいタスクをまとめる工夫をすると、あっという間に終わらせることができるばかりか、タスクを減らすことができます。

ついで作業として現在の習慣に 少しずつ追加していくところから始めましょう。
同時に、自分にとって不要な(目的が見いだせない)タスクがあれば、やめることも必要です。

少し 内容がズレてしまっていますが、本当に負担にならないレベルのことから始めましょう。
「気付いたら、ついでにやってた・・」くらいが良いですね。😆

ところで、皆さんのピアノの練習は 習慣(継続的)になっているでしょうか? そうであって欲しいですが・・😥
このように、練習をするだけではなく、「レッスンノートに記録するまでが練習」と 捉えて頂けると、とても嬉しいです!🥰

4.マイルールを決めていく

これまでの自分は 何年もかけて形成されているため、すぐに変わることは難しいです。
同じくらいの時間をかけて 変化していくつもりで取り組みましょう。
ベイビーステップとしては「2週間の継続」ですが、私の経験上、明確な変化までには 「(目的意識をもって)3ケ月以上継続」することが、一つの目安です。

習慣化の方法など、調べればたくさん情報は出てきますが、自分のライフスタイルや価値観に合うものでなければ 意味がありません。
無理をせず、自分に合ったやり方やペースを探していきましょう。
長くじっくり向き合うことも大切です。

また、年齢とともに価値観が大きく変化したり、ライフスタイルが変わることもたくさんあります。
その都度、自分が無理なく楽しめるやり方やルールを作っていくつもりで、創り上げていきましょう♪

自分が変化・成長する可能性も含めて考えると、しっかりと決めてしまう必要もありません。
その都度、自分が楽しい!と感じることを選択していくと、知らないうちに上達している自分に気付くでしょう。

5.一貫した行動を継続する

「毎日練習しないといけないですよね・・」「何時間くらい練習すればいいですか・・?」
レッスンでよくある質問です。

正直に申し上げると「人によります・・」としか お答えできません。
なぜなら、学習レベルや経験、そして何より目的によって 大きく異なるからです。


強いブレない意思で 継続することが、一番 成功につながるということは、当然のことでしょう。
その状態であれば 誰でも成功できるともいえます。


しかし、人は常にそうあるわけではありません。
また、継続していく中で 気持ちやモチベーションが変化することもあると思います。
ここが 習慣化の難しいところでもあり、面白いところです。

だからこそ 変化も受け入れながら 過度な期待をせず、 自分の信念に基づいた行動を選択し、 継続することが 何より大切です。

6.対極を捉え、バランスよく判断する

自分軸(バランス)感覚を定めていくには、比較が重要です。
私たちは、常に比較しないと 決断することができません。

対極的・類似的に整理しながら比較することで バランス感覚が見えてきます。

ピアノの練習も、動と静、強と弱、速と遅、整と崩など、さまざまな対極的なバロメーターがあります。
この両軸をうまく使った練習をすることで、バランスが見えてきます。

黙々と同じ練習ばかりしていては、バランスは掴めません。
対極的なバロメーターを最大限に発揮しながら練習することで、自分の適正(バランス)が分かってきます。

これは正解があるわけでもなく、判断が難しいところですが、こういうところこそ 経験豊富な先生からのアドバイスを受けることをお勧めします。
そして、やはり音楽の好みが似ている先生に教わるのが良いと思います。

また、いろいろな演奏を聴き比べるのも とても良い勉強になります。

7.変化した後も改善・変革を繰り返す

一度成功すれば、あとは手を変え 品を変え、挑戦を続けるだけです。
小さな成功を繰り返し、大きな成功につなげる工夫を 続けましょう。

その前に、なぜ変化後も 改善や変革が必要なのかを理解しておく必要があります。
現状維持=衰退につながるからです。

興味深いのは、「毎回同じやり方で成功するとは限らない」ということです。
そして、ゲームと同じで レベルが上がるほど 達成が難しくなります。

学びには際限がありません。

完璧や成功を目指すのではなく、「何事も経験・練習」だと思って、気軽な気持ちで挑戦しましょう。
多くの経験は視野を広げてくれます。
じっくり学ぶ姿勢は深い洞察を与えてくれます。

これまでの自分の頑張りを信じて 行動を継続すると、さらに深い学びにつながります。

8.やるからには全力で

大きな差がつく原点は、本気で行動したか、行動していないか です。
何をやったのかではなく、どんな気持ちで行動したのかが 圧倒的に大きな差を生み出します。


人間ができることに 大した差はありません。
しかし、「どれだけ少しのことにこだわるか」が、結果として大きな差になっていくのです。

偉そうに言っている私もまだまだ未熟です。私よりも 素晴らしい人はたくさんいます。
しかし、生まれた環境、受けた教育、考え方、周囲の人々の影響・・・みんなそれぞれ違います。
現状とは、それぞれが与えられた環境で、真剣に向き合ってきた結果と言えます。
比較のしようがないし、それは無意味なことです。

大切なのは、「自分で決めて行動する」ことです。

そのためには、本気で挑む方が楽しくなります。
間違えて後悔することになったとしても、最終的には 納得して次に向かうことができるようになります。

中途半端にやっていては、なかなか成果が出なくて嫌気がさしたり、そんな自分を信頼する(自信を持つ)ことが難しくなってしまいます。

何をやって、何をやらないのか、自分の価値観に基づいて 判断することができれば、流されずに自分軸を保つことができるようになります。

まとめ

音楽の歴史も、止まることなく 常に変化や発展を遂げてきました。
現状がどんなに満足できるものであったとしても、同じことを繰り返すことに やがて 意味を見出せなくなります。

あるいは、新しい曲にチャレンジしたり、新しいジャンルや楽器に興味が沸くこともあるかもしれません。

最初から 変革を意識する必要はありません。
まずは1~8のステップを何度も繰り返して、自分にとって必要なペース・リズムで少しずつ前進していくことを目指してください。

何度も失敗を繰り返すことも大切な過程です。
何度失敗しても 諦めない限り、必ず道は拓けます。

私も数えきれないほど 失敗を繰り返してきました。

あなたも成功につながる失敗を繰り返してください。


そして 困難が大きいほど、乗り越えた喜びは 計り知れないものです。
諦めずに、何度でも 一緒に頑張りましょう!!

最後までお付き合い下さり、ありがとうございました!🥰